
はやり目、28都道府県で患者増−宮崎で警報値超過、関東でも感染拡大

感染力が強く、罹患した児童などが出席停止の対象となる流行性角結膜炎(はやり目)の患者数が28都道府県で増えていることが13日、国立感染症研究所がまとめた9月28日から10月4日までの週の患者報告で分かった。
宮崎県では県全体の平均値が警報レベルを超過。
関東地方でも患者が増加傾向で、千葉県は「過去4年の同時期と比較し多く、今後の流行状況に注意が必要」としている。
9月28日から10月4日までの週の全国の患者報告数は、眼科定点医療機関当たり1.09人で前週に比べて30%増えた。都道府県別では、宮崎が最も多く8.33人。
以下は熊本(7.56人)、鳥取(6.0人)、福岡(3.15人)、長崎(2.75人)、山口(2.56人)、鹿児島(2.29人)、群馬(1.86人)、茨城(1.41人)、島根(1.33人)などの順だった。
Yahooニュースより
九州を中心に全国に広まっているみたいです。注意しなくては!!!!
■はやり目(流行性角結膜炎)とは
アデノウイルス(風邪の原因ウイルスの一種)の感染によって起こる結膜炎のこと。
アデノウイルスを原因とする似た病気でプール熱(咽頭結膜熱)がありますが、プール熱(咽頭結膜熱)は熱を伴い、喉も悪くなるのが特徴ですが、はやり目(流行性角結膜炎)はプール熱ほど熱は出ないけど、流行性が強く、悪化しやすいのが特徴です。
はやり目は感染力が大変強く、結膜炎にかかった人の目を触った手で他の人の目を触ればほぼ100%感染し、その他タオルなどを介しても感染します。
結膜だけでなくしばしば角膜(黒目)にも炎症が広がって、角膜上皮(角膜の一番表層の細胞層)が傷ついたり、淡い濁りができたりすることもあります。
特に、小さい子供や赤ちゃんは、急激に炎症が悪化しやすいので、注意が必要です!
<検査方法>
病院で角結膜上皮細胞中のアデノウィルス抗原検出試薬で検査
<治療法>
アデノウイルスは風邪のウイルス。
風邪には特効薬はないため、睡眠や栄養豊富な食事をとり体力をつける事が第一の治療薬。
<家族内での二次感染を防ぐために>
かかった場合は、目を触らないように極力気をつけ、
涙やメヤニがついた手は流水(水道水)と石鹸で十分に洗う。
消毒用のアルコールも効果的。
目を触った後は必ず手を洗うい、十分に手を乾かすこと。
めやにや涙の中にはたくさんウィルスがいるので、目をふいたティッシュペーパーなどはビニール袋にいれる。
タオルなどはすべて家族と別にし、入浴もできれば最後に。
<症状>
家族の中で下記の はやり目にかかったような症状が出た場合には、
2次感染を防ぐため手を石鹸でよく洗い別のタオルを使用。
▼潜伏期間が長く、5日〜2週間たってから症状が出る
<初期症状>
●さらさらした目やにがでる
●目がまぶしくて見えにくい
<発症>
●目の充血
●目がごろごろする
●むくみ
●目やになど
●悪化すると耳前リンパ節が腫れる
【膿のような目やにが出る】のが特徴。
高熱は出ませんが、開けないほどまでに、目が真っ赤に腫れあがってかわいそう&
登校(登園)禁止期間も医者の許可が下りるまでNGなので どうにか予防したいですよね。
「あやしいな」と、思ったら早めに
お医者さんに行くようにしましょう!
<予防方法>
●手を洗う
●消毒用のアルコールで手を除菌する
●保育施設や学校などで集団生活をしている子どもや職場で
はやり目が流行っている場合はタオルを家族と別にする
手の消毒は有効のようなので、赤ちゃんもOKの安全な携帯用除菌スプレーは便利そうです。
はやり目&プール熱(アデノウイルス)以外にも、ノロやインフルエンザ対策にも有効です。
▼お得な 詰め替え用